サウダーヂな夜

春を

  • BID96|2017年12月12日


カレンダーをめくるのを忘れていた。
12月になって11日も過ぎているのに、と思いながらぺりぺりとめくる。ぺりぺり、意外と力がいるなぁ。もう12月。今日は夜になって急に冷え込んで、一瞬雪みたいな雨が降った。

雪が好き。私は雪国の出身だからかもしれないけれど、岡山の冬は、ちょっと物足りなく感じる。たぶん雪が降らないから。雪が降っていいなと思うのは、体育の授業で陸上競技が無くなることと、雪を踏みながら歩くのが楽しくなることと、街の景色が真っ白くなること。
そしてなにより、この雪が溶けてなくなる春を思い浮かべてわくわくできること。
この雪が解けたら、って思うと、楽しい。一つ上の学年に上がってちょっとだけお姉さんになって、後輩が増えて、生活が新しくなる。家の庭には、チューリップが咲く。まだ知らない誰かと出会える。

雪になりきれない雨を見ながら、そんなことを考えてしまった。まだ12月は三分の一しか進んでいなくて、春は全然先だ。明日も寒いんだって。冬だなぁ。今日は朝から楽しみな予定があったので、布団から出るのがちょっとだけ早かった。起きてすぐ今日の予定のことを考えて、それだけで楽しくなって自ら布団を這い出たのです。寒いけど、毎日ぐだぐだせずにすぱっと起きたいなぁ。今日みたいな朝が毎日続けばいいのに。寒いからしょうがないのかな。

春になったら、、、
私は布団の中でぬくぬくしながら、朝は10分…いや20分くらいぐだぐだしながら、雪の降らない岡山で春を待っています。こんな夜は、シーツの白も、雪みたいに思えてきますね。いや思わないか。

もう寝よう。

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香具師 Profile

川上まなみ

岡山で暮らし始めて4年目。大好きな本を部屋に増やしながら生活しています。短歌を作っています。

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