サウダーヂな夜

すべて君に

  • BID88|2017年11月09日

郵便受けを覗くのが好きです。いい報告ばかり入ってくるから。友達からのエアメールだったり、お久しぶりの方からの近況報告の手紙だったり、短歌の原稿依頼(あんまり来ない。けど、お仕事をもらえるのがすごくうれしいのです)だったり。
差し入れ口をちらっと覗くと、何か入っていて、なんだろう誰からの手紙だろうと急いでダイヤルを合わせる、これほどわくわくする瞬間って、他には無いと思いませんか。

一人暮らしをするようになって自分一人専用の郵便受けがあるのがすごく嬉しい。入っている手紙は、すべて私宛。

冬晴れて君宛の手紙はすべて君に/佐藤文香『君に目があり見開かれ』

私の名前が書いてある手紙が、すべて私のところにちゃんと届くって、考えてみたらなんだか不思議な気がします。でも、ちゃんと届く。いろんな字の形で、「川上まなみ様」って書いてある。あ、私宛だ、ってうれしくなる。
それと同じように、私があなた宛に書いた手紙は、あなたに届いてるんだろうなーって。

「君宛の手紙はすべて君に」、佐藤文香さんの俳句のフレーズは、手紙をポストに入れる瞬間に必ず思い出してしまいます。

今日の朝は少し肌寒かったですね。でも、岡山はきれいに晴れていて、なんだかわくわくして、お手紙を二通も出してしまいました。ちゃんと、届くかなぁ。いつくらいに、あなたに届くのだろう。
メールでも電話でも連絡が取れる時代ですが、それでも私は郵便受けに人を待ってしまいます。

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香具師 Profile

川上まなみ

岡山で暮らし始めて4年目。大好きな本を部屋に増やしながら生活しています。短歌を作っています。

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