サウダーヂな夜

「障害」とは何か。

  • BID25|2016年09月08日

「障害」とは何か。
作曲家の武満徹さんの言葉をいつも思い出す。
みなさん、どうか、どうか、読んでみて下さい。

特に、日本人が持っている美的な観念というか、アイディアの中に「さわり」というものがあるんですが、これは、何かというと、つまり一番美しいのはノイズだという発想にほかならないんです。
「さわり」という言葉は実にいろんな意味を含んでいます。他のものに触る、これも「さわり」です。漢字で書けば「障」という字。プリベンション。ところが日本では、最も美しいもののことも「さわり」というわけですよね。例えば歌舞伎の「さわりをみましょう」というような言い方をする。一方で、女の人の月々の生理も「さわり」と言うんです。同じ言葉なんです。つまり、障害がもっとも美しい。これはどういうことかというと、障害があるからこそ、自分たちは本当に自由になれるという発想なんですね。
西洋の機能主義、近代化というものは、物事をもっとも便利なようにしてきたわけです。不便なものは捨ててきた。だからそれは非常に便利だから、どこへでも持ち運びができる。でも、日本の伝統音楽のなかにある…僕は必ずしも日本の伝統音楽のすべてをひいきにしているわけではないけれど、しかし、そこには、どこにも持っていくことのできないものがある。持っていくには「さわり」があるんですよ。
楽器にしてもそうです。日本の楽器には、すべて不自由な「さわり」の装置というか、障害装置がついている。音が出しにくい風に作られているわけです。だから、もしその音がほんとに出たときには、その音の自由さはものすごく大きいわけです。

「武満徹の世界」より武満徹とジョン・ケージの対話より抜粋

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香具師 Profile

森山 幸治

サウダーヂエンタテインメント(有)代表
岡山市議会"DJ"議員
岡山市へ人を呼び込む魅力調査特別委員会委員長

岡山生まれの育ちが広島で実家は水俣。

学生の頃、酒は飲めなかったが音楽を聴きに通った倉敷のバー“シュビドゥワップ”でターンテーブルに出会いDJ活動がはじまる。その後、お酒が飲めないの が良い!ということでバーのスタッフになり、その後、洋服屋、レコード屋を開業する傍ら、音楽イベントも主催したりして辿りついたのが“サウダーヂな夜” という。その後、セイジカにもなるという。オカヤマのDJギインとは、なにを隠そう、サウダーヂ城城主モリヤマコウジ、はい、僕です。4年程サウダーヂ城を出て戦にまみれておりましたが、改修のため、いったん帰城しサウダーヂにて籠城に励みます。

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