サウダーヂな夜

城下にチェリー。

  • BID22|2016年08月24日


「城下にはチェリーが生息している。」

サウダーヂ城で最近もっぱらの話題らしい。

どうやらそのチェリーは、相手のことを大事に考えすぎて裏目にでたらしい。そして、それっきりのようだ。漫画でいうと「オトコのくせに意気地なし!」とか多分そういうパターンのやつ。

それにしても、意外なギャップで驚いた。と同時に桜木花道のような硬派に感心している。恥ずかしげもなく、人前で言えるところがいい。理由を胸張って言えるところがいい。実は、そういう空回りした男らしさ、だけどシンプルな男らしさに、世の女性は案外弱いのではないかと思うけど、どうだろう。

こういう話は、お酒が入って賑やかなときじゃないと、みんなの前で話せない雰囲気があって軽視されがちだけど、とても大事だと思う。だって、これほど相手を深く愛せて、今と真剣に向き合える行為があるのだろうか。大切な人にキスがうまくできないようじゃ、きっとだめ。

城下のチェリーが、然るべくして魔法を使えるようになったとしても、魔法使いになった彼はきっとこの世を平和にしてくれると思う。私の大切なアルバムから「さいこうの ぜんぎは あなたの やさしさ」というとっておきの言葉を彼に送りたい。

そんな話題で盛り上がった日の帰り、私はその日の朝に西大寺の「マミー」へサンドイッチを食べにいったことを思い出して、城主にそのことを話しながら歩いた。

マミーのサンドイッチには、いつも缶詰のチェリーが添えられていてるのだけど、私のだけがいつものと少し違っていた。

「そのチェリー、なんと種がなかったんですよ。」

私は自分の放った言葉に驚いて思わず城主の顔をみた。お互いの顔を見合わせて、しばらく沈黙が続いた後、「これ、オチで決定な。」と城主は爆笑した。そんなとあるチェリーの話。

皆さま、サウダーヂ城は愉快です。どうぞ是非お越しくださいませ。

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香具師 Profile

きり

「ヒバリ照ラス」スタッフ

ひょんなことから毎週日曜日「サウダーヂな夜」の昼営業にて働くことになり、ひょんなことから表町商店街のヒバリ照ラスで働いています。

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