サウダーヂな夜

アメちゃん問題。

  • BID16|2016年08月01日


この間、飴のことを「アメちゃん」とさりげなく言ったら、すかさずツッコまれてはっとした。

この世に岡山弁と大阪弁がある限り、話し言葉どうする問題がいつも私を悩ませる。友人と話す時は岡山弁、身内と話す時やひとりで行動している時は大阪弁に、私は話し言葉をいつも器用に切り替えているつもりでいるけど、よく妹に「岡山弁がわざとらしい」とケチつけられるので結構落ち込む。

このどうする問題を必要以上に悩んでしまうのは、私の場合、話し言葉ひとつで人格までが変わってしまうから。

大阪弁の私は、とにかく調子がいい。ひとりで旅行したり、商店街歩いたり、おっちゃんおばちゃんとしゃべる時は大阪弁を使うと、わりと楽しいことにいつもなる。ただ、調子がいいのですぐに調子に乗って、あとから反省することも多い。だけど、大阪弁しゃべってる自分はやっぱり「自分やなあ」という気がして、ずっと大切にしたい。本当は恋人ができても大阪弁でしゃべりたいと思うけど、出会った頃から大阪弁でないと難しいので、未だかつてそんなことはない。いつか田辺聖子の小説に出てくる女の人みたいに大阪弁で男の人と喋りたいなあと夢見ている。ジョゼみたいに「アタイ、好きや。あんたも、あんたのすることも好きや。」と可愛く言いたい。

一方で、岡山弁を使うと言葉がうまく出てこず億劫になるので、テンションが乗ってこないと無口な私で1日が終わる。自分の中でちぐはぐな感じが嫌だったので、イントネーションを関西寄りにしてみることを前に試みたけど、「はっ?」って聞き返されることが多くて諦めた。基本的に岡山弁を上手に使えないので「じゃけん」とか言う自分を滑稽に思うけど、ひとつだけ気に入っているのが「すげー」で、これはTHE岡山弁って感じの先輩がよく使っていた。これが方言なのかはわからないけど、岡山弁との馴染みの良さはピカイチだと思う。もんげーより、すげーの方が私にとって断然イケてる岡山弁。

こんな風にして話し言葉が時と場合によって変わるけど、何だかとても気持ち悪くて、そこで編み出したのが標準語でしゃべること。一旦、頭の中で考えてから言葉にするので、大阪弁に比べて処理速度は落ちるけど、自分の感情を伝えやすいし、自分の理性を保ってしゃべることができるので気に入っている。

でも、どんな言葉を使っても、結局ことばはさんかくでこころは四角なんだと思う。どんどん言葉を補うよりか不自由感じるくらいの方がちょうど良いのかも。

言葉は関係ないけど、大阪に多くて岡山に少ないなあと思うのがホットケーキ。岡山の喫茶店は、ケーキセットが多くて(あ、あとパフェ?)ホットケーキを見つけることができずにいる。地域性なのかな、と思っている。



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香具師 Profile

きり

サウダーヂな夜スタッフ

ひょんなことから毎週日曜日「サウダーヂな夜」の昼営業にて働くことになりました。城下をぶらぶらする際には、ぜひ私の話し相手になってください。もしくは面白い本もあるのでふらりと読書に寄っていただけたら。

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