サウダーヂな夜

悲しみと幸せの同居。

  • BID12|2016年07月11日


先週のからっと晴れた日、私は生まれて初めて礼服に袖を通した。サマーウォーズを思い出した。

私は生と死について鈍感(というか無関心なのか?)で、自分はいつまでも長生きすることを疑わないし、だけど、注意力がとても散漫だから交通事故とかであっという間に死んじゃいそうな気もする。まあ、自分の終わりについてあまり考えたことがない。それだからなのか、どこかで大きな地震が起きたって、土砂降りの雨が大変だって、私はどこか他人事で、自分を生きるのに精一杯でそういう自分を残念なやつだなあと思う。

そんな私でも、人の死にふれた日はなんだか周りの景色がくっきりと映った。山奥にある実家で夜を過ごしたら、カエルと虫と水の音、星と暗闇、冷たい風が静かな、暗闇が受けとめてくれる夜を、私は忘れていたことに気がつく。そうすると、自分にものすごく「生命力」を感じて、私にはシンプルな欲求しかないんだなとわかった。単純な脳みそで幸せを感じることができたら、それでいい。

昨日、お寺の壁で正岡子規の言葉を見つけた。「悟りとは平気に死んでいけることではなくて、平気に生きることだ。」って確かそんな感じ。「平気で生きる」ってフレーズをとても気にいった。そういう大人に私はなりたいと思っているし、おこがましくもそんな大人になるんだろうと予感している。

自分のことで精一杯で超無責任なのに、私は「人」にトリツキたいと思っている。なんだかマヌケな話だけど。ぐらぐら足場の悪いところを歩いて「ああもうダメだ」ってなっても絶対に掬い上げれるレスキュー隊のような人になりたいなあと、勝手に使命感を抱く27の夏。

何が言いたいかわからなくなったけど、自分を再認識した一週間を過ごした。

写真は影と光を強く感じて、地べたに足をつけてる自分を「おお生き物だ」って感じた時のこと。この後、私の前を爆進ウリボーイズが横切った。突然イノシシがでてくることも忘れていた。怖かった。

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香具師 Profile

きり

「ヒバリ照ラス」スタッフ

ひょんなことから毎週日曜日「サウダーヂな夜」の昼営業にて働くことになり、ひょんなことから表町商店街のヒバリ照ラスで働いています。

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